花火情報

花火をもっと楽しむ

「たまや」「かぎや」の由来

江戸時代の超人気店
花火が打ち上った時に叫ぶ「た〜まや〜」「か〜ぎや〜」の掛け声。これは、江戸時代に有名だった花火師の屋号(お店の名前)です。
人気ライバル店の「玉屋(たまや)」と「鍵屋(かぎや)」。見物客は、自分がひいきにしているお店の花火が上がった時に、それぞれ掛け声をかけたのが由来となっています。

すっかり夏の風物詩となった両者の競演。ただ、それも約30年間だけでした。というのも、「玉屋」が火事を起こしてしまい、江戸から追放…一代限りで断絶してしまったのです。

一方、「鍵屋」は現在も存在。「玉屋」と「鍵屋」への声援が、現代までも受け継がれているってすごいですね。

花火の色の決め手

キーワードは「炎色反応」
打ち上げる花火玉の中には、火薬と金属を混ぜた「星」が幾層も重ねられています。この「星」がポイントで、火薬と金属の配合によって色が異なってきます。

あっあの色は!と当てながら花火を観るのも、またひと味違って良いかもしれません。

花火の「尺玉」ってなに?

東京タワーサイズの特大花火
日本では、花火玉のサイズに尺貫法の寸(約3.3cm)を使っています。尺玉=1尺であり、直径約30cmほど。号数に置き換えると、10号玉となります。

尺玉が開花した時の大きさは直径約320m!東京タワーサイズ(333m)の特大花火であり、迫力満点です。

ちなみに、3尺玉(=30号玉)ともなると、直径約550mでスカイツリー(634m)にせまるほど。

今年は実際に足を運んで、花火の迫力を体感してみてくださいね。


提供:株式会社ウェザーニューズ