ネパール大地震

2015年4/25(土)、ネパールでM7.8の大地震が発生しました。

地震の空白域で発生か

発生したエリアの特徴
この地震はユーラシアプレートに向かって沈み込むインドプレートとの間で発生しました。

インドプレートが北上し衝突している境界付近では、ヒマラヤ山脈が隆起して形成されているように、過去にも巨大地震があり、甚大な被害が出ています。
-最大の地震は1833年と1934年のM8.0レベル
-最近では、2005年10月8日にM7.6の地震で大震災(ネパール周辺)

プレート境界添いには、1800年以降、ネパール東部のビハールで1934年にM8.3の巨大地震、その東方では1897年にM8.3の巨大地震が発生。また、ビハールの西ではカングラで1905年にM8.6の巨大地震が発生しています。

しかし、カングラビハールの間は巨大地震が発生していない(空白域)ため、M8以上の巨大地震に襲われるのではないかと懸念されていました。この地震はこの空白域の東端付近で起こったと考えられます。なお、この地震は、日本の震度に換算すると、震度6強-7に相当します。

首都カトマンズ 当時の状況

【現地リポートより】
・世界遺産など含む寺院の80%が倒壊の可能性
・水道はストップ、電気は一部で復旧
・ガスは避難所にLPガスを持ち込み、それで料理している

提供:株式会社ウェザーニューズ