3月も中旬、桜の季節が近づいてきています。第3回桜のつぼみ調査を実施したところ、つぼみは急激に生長していることが分かりました。
一気に生長進む
2016年の第3回つぼみ調査を実施し、分析結果が出ました。

グラフで特に注目すべき点は以下になります。
西~東日本
「先が黄色に」以上が大幅に増加
「先が緑に」以上が30%越え
東北
「先が黄色に」以上が50%近くに
特に九州や四国では「先が緑に」以上が40%を超えて、つぼみが急成長していることを確認できました。
第2回目のつぼみ調査から一週間、週後半は冬の寒さが戻りましたが、週前半は春本番の陽気となりました。
このため、つぼみの生長が一気に進んでいる事が皆さんのリポートからわかりました。
今後の予想

3月中旬は段々と暖かさを取り戻し、つぼみの生長は進みそうです。このため、西日本や東日本では平年並み〜やや早い開花となる所が多くなりそうです。
この一週間の気温が開花速度に大きく影響し、北日本ではつぼみは「小さく硬い」が多いものの、東北では少しずつつぼみが生長が見えてきそうです。

つぼみ調査について
ウェザーニュース独自の10年にわたる桜の取り組みから、つぼみの状態によって、開花までの日数を把握することができるようになりました。

毎年この時期、全国の会員の皆さまが観察している桜の木のつぼみの状態を、7ランクで報告してもらっています。
その結果を、桜の開花予想の精度向上に役立てています。
提供:株式会社ウェザーニューズ