都道府県別の結果
都道府県別に見ると、1位が岩手県、2位が北海道と、台風が相次いで接近・上陸し、甚大な被害が発生したところが100%に迫る勢いで、上位となりました。
岩手県と北海道に共通するのが、台風9号・10号など珍しいコースで進んだ台風の影響です。北日本への上陸は2015年までの64年間で7個でしたが、2016年はたった1年で3個と多く、特に東北太平洋側は初の上陸となりました。
3位にランクインしたのは山梨県。台風が来ても比較的雨風が強くなりにくい地域です。ただ、2016年は台風16号接近時に、9月20日の24時間雨量が、甲府で100ミリを超える大雨となったことが起因していると考えられます。
4位は、台風に馴染み深いと思われる沖縄県。2016年の台風の接近数は7個とほぼ平年並みですが、沖縄本島に大きな被害をもたらすような台風の接近が、例年よりも少なくなりました。
また、例年は7月から接近が増えて8月がピークになる台風が、2016年は9月がピークと時期がずれました。9月の4個接近は、統計開始以来2位タイの多さで、「変」と感じる割合が多くなった可能性があります。
続いて、生活への影響です。